発表会の振返り
12/19大曲市民会館にて開催された発表会、その反省会です。長いです。
「ドン・キホーテ」の全幕からの抜粋で、舞台装置や男性のゲストを中央からお招きせずに、簡素化された舞台で作品の雰囲気、良さを観る人に伝えることを目標にしていました。
1幕のバルセロナの街での恋人達の恋の駆引、、、。
1番この場面が心配で、背景幕もなく人数も少なくて街の活気や恋人達を囃し立てフィナーレに向けて盛り上っていく。というのが上手くいくかなと思っていました。
実際リハーサルを重ねていくと出演者の皆さんは扇子を仰ぎバルセロナっ子らしく歩いたり、コソコソと恋人達を茶化してみたりと元気な女性たちを演じてくれました。観に来ていたバレエ教師の方からもカラーが統一され、雰囲気良く、テンションにばらつきが無くて素晴らしかったとお褒めの言葉をもらいました！
2幕の ドン・キホーテが夢の中で出会う憧れのドルシネア姫と天使たち、3幕の華やかな結婚式、、、。
小高学年生を中心に編成したキューピットですがコロナの延期もあり、練習量としては今までもっとも多くしてきました。なのでここまで達成できると思っている技術と表現力とが舞台リハーサルでけっこう崩れていってしまっているように見えてヤキモキしてしまいました。
ただやる事だけを伝えるのではなく舞台に臨む集中力、そこで今までやってきた事を全て出す。そのようなメンタルを養える声かけがもっと必要だったなと次に向けての反省材料になりました。それでも去年と比べると踊りも意識も変わって来ていて期待したいと思います！
中高生はラインを今以上に美しく、と思うのと本番なんとか切り抜けたもののリハーサルでの失敗が目立ち基礎的な土台作りと体幹や軸へのアプローチが必要と思いました。1人1人に作品に重要な役を踊ってもらいそれぞれが強い思いを込めて役目を果たしてくれて頼もしく成長してくれました。
発表会1週間後に出演した、ここもコロナで延期された依子クラシックバレエ発表会で依子先生が「1年間以上もこの舞台のために時間を費やして来て、まるで3人目を出産したみたい」とおっしゃっていました。成程と、僕も生まれてきた赤ちゃんが沢山の拍手に祝福されて幸せな気持ちでした。ここまで走り抜けるためのケガで苦労している生徒やお姉さんのグループに混じって一生懸命な生徒、出演できなくなった生徒、ここまで一緒に走ってきてくれた、成長をともにしてくれた皆さんに拍手を！
