正月にしてた事③
季節ハズレ感あるが、オーストラリアバレエ団の「くるみ割り人形」を観ていた。
グレアム•マーフィー振付、このお方の振付は純クラシックのような静止した中での調和、バランスは殆どなくムーブメントの中で調和する。
踊る人は大変難しいと思われるが、劇中にはダンサーのセリフもあるが演劇的要素と踊りが溶けこみ、これが何度も観てきた古典の名作という違和感が無い。
ストーリーは革命を逃れてきたロシアの老バレリーナの回想。帝室バレエ学校時代、革命、亡命しバレエリュスで世界を回りオーストラリアへ。
もう失われた王朝。バレエリュスが無かったら今のバレエは無いという。
時代に翻弄される芸術、芸術家のエピソードに心を掴まれる。
それはこの人達もバーに掴まり汗を流し、膨大な時間を鍛錬に費やしたのだと思うから。
挫折したり、成功したり、名を残したり、数多のダンサー辿った道の上で今日も踊れる幸せっ
あ、グランドセーヌってこれかぁ