正月してた事②
生徒に借りたバレエ漫画を読む。
『絢爛たるグランドセーヌ』美しく偉大なセーヌ(川)
これまでのバレエマンガとは違う視点から主人公を描いてて
面白く読める。やってるな、と思って調べたら
作者のCuvie先生はやはりバレエ経験者。
コンクール受ける生徒に読ませたい。良書。
注意、これより先はマイナス思考(長文)
成長していく主人公に1巻でバレエ始めて2巻でダブル回れんのっ⁈
っと大人気なく思う。寂しくなる。
悟空を見ているクリリンの気持ちはこうなんだなと、
まあマンガだからね、と嘯いたって才能溢れる人は何人も見てきて
現実も同じかよっ。
もうちょっと弱い人にすり寄った作品があってもいいじゃないか。
映画「ベンジャミンバトンの数奇な人生」で交通事故にあったバレリーナみたいに、私もブラピに慰めて欲しい。
「あの事故が無かったら…」(女)
「(どっちみち)今の年齢なら引退してるさ」(ブラピ)
しかし、「グランドセーヌ」は夢見るバレエ少年少女に向けて描かれてある筈でうらぶれた中年男を対象にはしていないかも知れないな。
眠っていた才能を開花させて困難を圧倒するストーリーは
マンガやアニメで良く使われて観て爽快な気持ちになる。
才能を開花させれば傷つく読者が出るので自粛して下さいとなったら
絶望しか残らんし。
現実はそんなバージョンアップは難しい…。でも救いは欲しい。祈りを…。
祈れば手が塞がる、コツコツ、コツコツやるしかないのです。
自分の物語に興味があるのは自分だけ。
「平々凡々たる用水路」なれど淀まず、流れる水は腐らないのだッ